イベント情報コンファレンス
2025年 GITA-JAPAN 第36回 コンファレンス開催のお知らせ
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高度経済成長期に整備された社会インフラは、老朽化が進む一方で、近年の自然災害の激甚化や頻発化により、被害の拡大といった課題が浮き彫りになっています。
そこで、今回のコンファレンスでは、デジタルツイン・AI等の次世代技術やGISがもたらす革新的技術を最大限活用した次世代の防災・インフラ基盤戦略を議論します。
特別講演 「GeoAI最前線―Transformerの原理と応用」
厳 網林 氏
慶應義塾大学環境情報学部 教授
- プロフィール
- 慶應義塾大学環境情報学部教授。中国生まれ。武漢測絵科技大学(現武漢大学測絵学院)卒業。東京大学博士(工学)。国土地理院研究評価委員会委員、地理情報システム学会長などを歴任。地理情報システム学会/GIS&IoT分科会代表、同GeoAI分科会代表。地理情報科学、都市・地域の持続可能な発展、レジリエント・スマート・ウォーカブルシティなどを研究。
- アブストラクト
- GeoAIは人工知能の深層学習、時空間ビッグデータ、高速コンピューティング、地理情報科学の統合領域として急速な発展ぶりをみせている。 中には、生成系AIの革命児といわれるTransformerは技術革新の基盤を提供している。それによって、これまで言語処理、画像処理、統計解析などそれぞれの分野で開発してきた技法が共通のベクトル空間へ埋め込み処理ができるようになり、大規模地理空間基盤モデルの構築も可能になっている。
本題はTransformerの原理から地理的時空間問題への最新応用まで解説し、GISがG空間情報システムから時空間知能システムへ発展する道筋を展望する。
